2022年後半の天文現象の補足(会報82号の続き)

○5月上旬の水星の観察

水星は太陽に最も近い惑星なので普段は観察が難しいですが、4/29に太陽から最も離れるので見やすくなります。ただ、もともと太陽に近いので地平線からの高度は8°程度と低いですが、プレアデス星団(すばる)の近くにいるので探しやすいと思います。双眼鏡で観察してみましょう。光度も0.8等星で明るいです。

2022. 4/29 19:45
2022. 5/3 19:45

〇10/22のオリオン座流星群

月明かりにも影響されず、好条件です。10/22 3:00に極大の予想で、 ✕印のところが放射点です。

2022. 10/22 3:00

〇12/14のふたご座流星群

ふたご座流星群は3大流星群(他の2つはしぶんぎ座流星群とペルセウス座流星群)の一つで、12/14 22:00頃に極大を迎えます。22:20頃には月が昇ってくるのが少し残念ですが、オリオン座をはじめとして冬の星座をじっくり観察できるのは大きな楽しみです。 ✕印は放射点。

2022. 12/14 22:00